うるまの島餃子とは?

包むうるま島餃子は、うるま市にある福祉事業所で作られます。
うるま市産の食材を切ってこねて包む。
一つひとつを丁寧に包むから、おいしさもひとしおです。

福祉施設だからこそできる丁寧な餃子づくり

包むうるま餃子は、うるま市にある「就労継続支援B型事業所ツクリバうるま」で作られます。餃子を作っているのは、事業所の利用者たち。今回発売する4種類に決まるまでには、うるまを代表するもずくやパパイヤ、ゴーヤなど、たくさんの食材を使い、何十種類という試作を作ってきました。ツクリバの餃子づくりは、利用者本人が楽しく作れる調理場を目指し、利用者に合わせて、餃子づくりの工程を、細かく分けています。包む作業、こねる作業など、それぞれのエキスパートとして作業を分担。そうして自分の得意な作業に集中してもらうことで、自信につながり、結果として最高の仕込みができる。大手メーカーのように大量生産はできませんが、ツクリバだからこそ、手間ひまをかけたおいしい餃子を作ることができます。

ツクリバうるまHP

おいしい餃子と豊かな社会を創ります

うるま市が目指す豊かな社会づくり。その一役を、福祉事業所が担うことは、ツクリバで働く利用者の働きがい、そして生きがいにつながります。そして、商品として包むうるま餃子がたくさん売れることで、利用者の工賃アップにもつながります。今回のプロジェクトは、おいしい餃子を作ることはもちろんですが、豊かな社会を作ることも大きな目的です。福祉事業所としてはもちろんのこと、餃子のお店として、今の餃子に満足することなく、うるまの暮らしを豊かにする餃子を開発していきたい。そして、うるま市の暮らしを調理するツクリバから、誰にでもおいしい餃子をツクリあげていきます。

    一般社団法人焼き餃子協会代表理事・ギョーザジョッキー

    小野寺力さん

    餃子は、その土地の食文化を包むことのできる料理です。そして餃子は、さまざまな食材や調味料を使った料理でありながら、素材の何かの味が飛び抜けてしまうと「本当の餃子」としてのおいしさが崩れてしまうバランスが重要な料理です。うるまの肉や野菜は、それぞれがしっかり主張のある味や食感がある。包むうるま餃子は、食材の個性を大事にしながらも、全体的にバランスを高めながら、うるまにしか出せない味を引き出している餃子です。うるまならではの風土や文化も隠し味に、うるまを丸ごと食べているという感覚が呼び起こされるような餃子ができるようアドバイスをさせていただきました。包むうるま餃子がいつか沖縄を代表する餃子の一つとなってほしいと思いますし、世界から「包むうるま餃子を食べにきた」という観光資源にもなっていってほしいですね。

    joWin

    岡本靖史さん

    うるまを体験しながら感じたのは海の美しさ。沖縄がひっそりと育んできた琉球の風景が残っていました。それは、食材でも同じです。うるまでしか作れない「餃子」を開発するにあたり、ゴーヤーや車海老、海ぶたや鶏、使用するすべての食材に触れ、そのおいしさに感動しました。特に、沖縄の綺麗な海から採取された塩は、味もイメージも最高の持ち味。「うるま」が隠していた「うまい」を包んで、イマジネーションを広げながら最高の餃子を作りたいと思います。
    このプロジェクトを通じて、沖縄に足を運ぶことが多くなりました。多様な文化の影響を受けてきた歴史がありながらも、それでも独自の文化を守り続けてきたうるま市。そんなうるま市の風土をいっぱい包み込んだ餃子を食べて、食からうるまを丸ごと味わっていただければと思います。

    うるま市経済産業部商工振興課

    屋嘉比康希さん

    うるまの魅力あふれる食材、おいしいうるまを多くの方に知っていただきたい。「うるまの餃子」を召し上がっていただき、うるまの感動ストーリー(自然、歴史、文化、伝統など)を感じていただけると嬉しいです。商品づくりを通して、うるまで生産される、すぐりむん(優れ物)の魅力、価値を創る・支える人たちにスポットがあたり、所得や生産意欲の向上など、うるまが元気スパーキングになるエコシステムづくりに向けて取り組んでいきたいです。うるま餃子のひとつである島餃子は、ゴーヤー特有の苦味を活かし、絶妙な旨味へ仕立てていますので、お子様やにがみが苦手な方など、幅広い方が美味しく召し上がることができます。ご飯やお酒のおともに最高!くせになること間違いなし!是非ご体験ください。

    うるま市経済産業部商工振興課

    長濱拓弥さん

    うるま市には魅力あふれる市産品がたくさんありますが、生産量の関係から広く流通ができていないという事情があります。「包むうるまプロジェクト」の魅力は、商品を開発することで少ない生産量の市産品を、より多くの人にお届けすることができること。この商品をきっかけにうるま市産品の魅力に気づくきっかけとなってほしいです。また、今回開発した「うるま餃子」は、具材を刻んで入れ込むので、これまで廃棄されていた規格外の野菜などの有効活用が期待できるサスティナブルな食品でもあります。もちろん、餃子としての味も抜群。今回は4種のバリエーションを開発し、味にもこだわって開発することができました。個人的なイチオシはチャンプルー餃子ですが、それぞれに異なった味わいがあり、どれも自信の逸品です。家族や友達と食べ比べて、それぞれのマイベスト餃子を選んでみてください。

    株式会社トビラ

    細川雅史さん

    うるま市独自の食材や文化を活かした「うるま餃子」を開発することで地域経済の活性化に貢献したい。地域の連携と協力を象徴し、消費者に新たな食体験を提供、うるま市の食文化の伝承と革新を目指し、地元の農家や生産者との連携を深めることも大切な目標です。結果として地域産業や雇用機会が増えたり、ユニークで地域性の高い食を求める観光客にアプローチすることもできます。また、地域固有の製法や食材を使うことで、うるま市の独自性を保ち、次世代に伝えることにも寄与します。うるま市を一口に凝縮した「うるま餃子」。おいしさはもちろん、健康と味わいのバランスを大切にしました。この一皿で、うるま市の自然の豊かさと、地域の温かさを感じていただければ幸いです。食を通じて、うるまの文化と伝統をお客様の食卓にお届けします。